「よく噛んで食べなさい」
みなさんも小さいことよく食事中によくいわれていたのではないでしょうか。
躾の為であったり、喉に食べ物を詰まらせないよう安全の為であったり、または消化しやすくする為にそのように注意されたのではないでしょうか。
しかし、大人になってもこの「よく噛む」という言葉に出会うことがあります。
「よく噛む」ことが、ダイエットに繋がったり、脳への血行が促進することで記憶力アップ、または免疫力アップなどさまざまな効果があるといわれているからです。
よく噛んで満腹中枢を刺激する
太っている人には、早食いの人が多いといいます。
食事をすることで、血糖値が上昇し満腹中枢が刺激されます。
しかし、早食いをすると満腹中枢がなかな刺激されず、いつまでも満腹感が得られない為、食べ過ぎてしまうということに繋がります。
ダイエットをしているときは、空腹感との戦い。
噛む回数を増やして食事に時間をかけることで、少ない量で満腹中枢を刺激することができるので、ダイエットには効果的です。
咀嚼とホルモンの関係
噛むことを「咀嚼」といいます。
よく噛むことで、脳内にはヒスタミンというホルモンが分泌され、満腹中枢を刺激しますが、このヒスタミン食欲の抑制だけでなく白色脂肪細胞にも働きかけ、脂肪を分解し、燃焼を促します。
最近では、スムージーを使ったファスティングや置き換えダイエットされる方も多いようですが、しっかりと噛むことで食べ過ぎや体重のコントロールは可能ですし、噛むことは人間によってとても大切な行為です。
「噛む」ということで、消化力・免疫力を高めたり、集中力を高め脳への良い影響を与えることや、噛むことでセロトニンという幸せホルモンの分泌にも関与しており、精神面の健康にも良い影響を与えるともいわれています。
しっかりと栄養のバランスを考えた食事を、よく噛んで食べることで、食生活のコントロールとホルモンの分泌を促すことが大切ですね。