ランボペルビック・リズムと代償動作|フィジオ福岡 下部腰椎・骨盤の運動

腰椎や骨盤付近の構造を考える際に「ランボペルビック・リズム」という捉え方をすることがあります。日本語で表現すると「腰椎骨盤リズム」と呼ばれています。「腰椎骨盤リズム」は、矢状面上での腰椎と骨盤の動きの関係を指しますが、骨盤の動きはいわゆる股関節の動きとなるので、実際には「腰椎・骨盤・股関節複合体」として考えていく必要があると思います。矢状面での腰椎骨盤リズムには腰椎と骨盤が同じ方向に向かう同側方向への運動(腰椎屈曲・骨盤前傾などの動き)と腰椎と骨盤がそれぞれ異なる方向へ向かう対側方向への運動(腰椎伸展・骨盤前傾)があります。多くは矢状面上での運動ですが、全額面、水平面においても似たような運動が見られます。

ランボペルビックへの適切なアプローチの重要性

いわゆる「コア」といわれる体幹については、安定性が求められる要素として多くトレーニングされていきますが、体幹を含めたランボペルビック・ヒップの機能改善には単に安定性を高めるだけではなく、ランボペルビック・リズムのように可動性をともなった運動をいかに機能的に引き出すか、つまり「動的安定性」をどう構築していくかを考える必要があります。研究では「コアの安定性の低下が傷害発生率を引き上げる」という論文もありますので、ランボペルビックへの適切なアプローチを行うことで傷害予防になることがわかっています。

腰椎での代償を防ぐ

股関節の可動域制限がある場合、腰椎で過剰な代償動作が起きるため、第十二胸椎と第一腰椎の間か、第五腰椎と仙骨の間に疼痛が起きたり、腰椎の可動域制限がある場合、股関節で過剰な代償が起きるため、股関節の変形や痛みを生じることがあるようです。このように腰椎骨盤リズムが悪いと腰痛や股関節痛に繋がることもあるようです。異常なリズムの対処として、股関節の屈曲制限に対してハムストリングスや殿筋のストレッチを行ったり、腰椎の可動域を出すために腰背部のストレッチやキャット&ドッグなどのエクササイズを行うことで、リズムの改善になるかもしれません。

骨盤の前後傾や脊柱の湾曲のチェックにプラスしてこのような動作チェックも気にしてみると、腰痛の改善や姿勢の改善に繋がるかもしれませんね!

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