姿勢保持を筋ではなく結合組織による関節モーメントに頼っているパターンがある。
このようなパターンでは結合組織による動作制限を伴うことが多々ある。
結合組織による動作制限で筋張力にも影響が及び、筋の至適長ではなくなるため筋の収縮が行いにくい状況になる。
そのため動作制限を起こしている結合組織の評価とリリースが筋力の改善や姿勢改善に重要である。
評価方法
体の一部に外部から圧を加えるとその場所から圧が波及し周囲に広がっていく性質を利用し、任意の評価したい関節の遠位に手を置き圧を加える。
もう一方の手を評価したい関節のそばに当てておき圧を感じる。
結合組織による制限がある部位は正常箇所に比べ、動く範囲が狭まるため圧を強く感じる。
これを対象の関節の動作制限が想定される複数箇所で繰り返し実施する。