咀嚼運動は、満腹中枢を刺激するだけでなく、脳や認知機能に影響を与えるとされています。
つまり学習や記憶に影響があると考えることができますが、そうした最中に物を食べるのは難しいため、ガムを噛むといった手段が取られることが多くあります。
たしかに作業中、ガムを噛んでいると作業が捗る気がします。
これを検討した研究によると、作業効率に大きく貢献するわけではないものの、作業後の疲労感の増加が抑えられたという結果が出ています。
トレーニングという観点でいえば、大臼歯つまり奥歯を噛み締めすぎないことが良好な運動パフォーマンスに貢献すると言われており、ガムを継続的に噛むことはそれを防ぐかもしれません。
また咀嚼運動は神経ヒスタミンやレプチン、セロトニンなど脂肪燃焼に関わる物質の分泌や働きを促進させるため、ガムを噛みながら運動を行うと脂肪燃焼効果が期待できるかもしれません。
仕事に勉強に運動に、咀嚼はその可能性をもっと高めてくれるかもしれません。
試してみてはいかがでしょうか。