「骨密度と運動」について

「骨密度」とは、単位面積当たり、もしくは単位体積当たりに含まれるカルシウムやリンなどのミネラル量のことで、骨の強さを表す指標とされています。

また、骨のミネラル量を骨塩量、もしくは骨量といいます。

加齢とともに人間のQOL(Quality of Life)に影響する様々な身体的変化として、筋肉の質・量の低下、骨量(骨密度)の減少、脂肪の増加などが起こり、疾病発症の大きなリスクとなってしまいます。

40代後半を過ぎると骨量は減少していきますが、この減少には性差があります。

男性では一般的に骨量の減少は緩やかですが、女性では閉経後に急激な減少がみられます。

これには女性ホルモンの減少が関係していて、結果として、骨からカルシウムが溶け出す作用(骨吸収)のコントロールができなくなり、骨量が急激に減少してしまいます。

これを防ぐためには、食事ではカルシウムとタンパク質の摂取を心がけることと、運動による骨への機械的刺激を多くする(骨形成促進)ことが重要です。

60代後半以降になると、急激な骨量の減少はなくなりますが、確実に少しずつ減少します。

カルシウムの吸収もさらに低下するので、ビタミンDの摂取にも注意が必要です。

一方、発育期は骨づくりという意味でも重要な時期で、骨形成が骨吸収よりはるかに多く、身体の成長とともに骨量が最も増加する時期です。

20〜30歳くらいまでに骨密度は最大となりますが、この頃までに可能な限り最大骨量を高くしておくことが、その後の加齢による骨量減少に対しての備えとなります。

ここで重要なのは「運動」で、運動により骨に機械的刺激が加わることで骨の血流量が増加します。

また、骨を作る骨芽細胞の働きが活発になるので、骨へのカルシウムの取り込みが促進されて、骨密度が高くなります。

若年時から運動習慣を身につけることが大切だといえます。

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