ダイエット中の方や健康を保ち生活習慣病予防を目的とされている方は血糖値をコントロールするための食事法を意識されていると思います。
血糖値をコントロールする食事法でGI値とともに最近注目されている数値に『GL値』というものがあるのはご存知ですか?
GI値とGL値の違いってなに?
GI値は、ある食品に含まれる炭水化物量50gを摂取したときにどのくらい血糖値が上がるかを
100を基準値として数値化したものです。
GI値の落とし穴としては、1食あたりの食事量が考慮されていないことです。
その欠点を補うのが今注目されているGL値なのです。
GL値とは
GL値は、食品に含まれる炭水化物量とGI値を掛け合わせた数値になっていて、平均的な1人前の食事量を目安に算出されています。
例えば、スイカはGI値が比較的高い食品ですが、水分が多く100g中に含まれる糖質量は9.5g
と少ないため、GI値が高くても血糖値に影響しにくい低GL値となります。
他には、人参だと、GI値は野菜の中では高めの「39」。
しかし、この数値は人参を約4本食べた時の計算で現実的ではないのです。
1食の摂取量を想定するG L値では「2」(低G L値)となります。
このように、1回に食べる量が少なければGI値が高くても血糖値には影響されにくいということです。
これからは、GI値とともにGL値も参考にしながら血糖値のコントロールを上手に行なっていきましょう!