現在、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのガンにかかると言われています。
ガンとは全ての人にとって身近な病気の一つというわけです。
そんなガンが発生する原因として、「食事」と「生活習慣」等が関わっていますが、これらを徹底的に正しく整えたからといって100%ガンを予防できるとは限りません。
しかし、ガンが発生するリスクを予防することができると言われていますので、今回はガンを予防するための食事についてみていこうと思います。
ガン発生のメカニズム
人間は60兆個の細胞でできていて、常に綺麗な細胞に保つために細胞を傷つけてはリサイクル・修復と繰り返しています。
しかし、何らかのきっかけで細胞が修復・回復できない状態になると免疫力の低下や遺伝子に傷がついてガン細胞となってしまうのです。
ガンの原因と考えられる食生活
塩分の摂り過ぎ、アルコール・喫煙、動物性の肉(加工肉)等が考えられます。
塩分の摂り過ぎを続けると、胃粘膜を破壊し炎症が起こることに繋がります。
そのため1日の塩分摂取量は5~10gが推奨されています。
また、アルコールについては、普段飲酒しない人と1日2.5杯以上のビールを飲む習慣がある人とでは、発ガン率が約2倍も違うという研究結果まであります。
加工肉については、肉を熟した時に、たんぱく質が変性してできる物質が発ガン物質と言われたりしていますが、研究結果では一般の人の3倍の赤身肉を食べるトレーニーでも発ガン率には変化がないと言われれています。
ここに関してはまだ議論が続いている段階のようです。
しかし、抗酸化物質であるビタミンAやEはガンに的確に効果を発揮する効果があることが分かっていますので、偏って赤身肉を多く摂る方はビタミン不足の傾向にあるため、ガンの発生につながる可能性は考えられます。
今回は、ガンになるリスクについてお話しましたが、次回は、ガン予防へのアプローチとして必要な栄養素について詳しくお話していきます。