スポーツ貧血って!?

スポーツ貧血という言葉、スポーツをしている方はよく聞かれるのではないでしょうか。

貧血は、女性だけではなくトレーニングを日々やっている方、アスリートなどにも起こりやすい疾病の一つです。
鉄不足は、パフォーマンスに影響を与えると言われています。
鉄は一般の方ももちろん大切な栄養素にはなりますが、アスリートにとって鉄不足というのはパフォーマンスに直結してしまいます。

アスリートの貧血

鉄は、ヘモグロビンとミオグロビンなど酵素を構成するために、運動機能だけではなく、認知機能などの低下を引き起こします。

ヘモグロビンは血液中の赤血球に存在し、酸素を各組織に運搬して二酸化炭素を受け取り肺組織に戻す働きがあります。
ミオグロビンは持久力に関わる筋肉に存在し、酸素が不足した場合に対応できるように酸素を蓄える働きをします。

貧血は、ヘモグロビン値(男性13g/dl以下、女性12g/dl以下)によって判断されています。

ヘモグロビンは1mg/dlにつき酸素摂取量3ml/体重kg/分であることから、通常よりもヘモグロビン値が低くなれば、酸素の供給量が低下してしまうため、アスリートの場合は貧血の診断基準を上回っている場合でも、そのアスリートの通常のヘモグロビン値よりも下回っていれば、パフォーマンスが下がってしまったり、疲れやすくなったりしてしまいます。

アスリートの方は、ご自身のコンディションが良い時のヘモグロビン値を知っておくことが大切ということです。

 

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