前回に引き続き、ハムストリングス肉離れのリハビリテーションについて書いていきます。
今回はランニング開始後〜競技復帰までをご紹介します。
ランニング開始後
リハビリを進めていき、OKCでの筋力トレーニングの強度が十分に上がってきたらCKCトレーニングを行っていきます。
具体的にはスクワットやランジ、スプリットスクワットなどを行い、回復に合わせて負荷をかけていきます。
また、コーディネーション能力を高めるために、バランスボールやバランスディスク、BOSUバランスなどの不安定な状況でのSCKC・CKCトレーニングを徐々に行なっていきます。
マシントレーニングから徐々にフリーウェイトトレーニングに移行し、強度を高めていきます。
筋力トレーニングが順調に進み、筋力差が減少してきたらここでランニングを開始していきます。
まずは直線のジョギングから始め、徐々にスピードをアップさせていきます。
全力疾走の50%ほどのスピードでランニングができるようになったら、カットランニングやジグザクランニングなどの方向転換を伴うランニングを行います。
最終的には全力でのランニングを行いますが、足が流れないように注意が必要です。
ランニングができるようになった時点で心肺機能の低下を防ぐために30分のランニングも行います。
さらに回復していくと、競技復帰に向けてインターバルトレーニングなどを取り入れる必要があります。
ランニングのスピードや筋力が上がってくるとプライオメトリクス系のジャンプトレーニングも開始します。
ジャンプ動作をジャンプで上がるのと着地で分けて練習し、徐々にジャンプ動作に近づけていきます。
復帰の目安
競技復帰の目安としては、筋力・柔軟性ともに健側の80〜90%以上の獲得とH/Q比が0.6に近づき、全力ダッシュに痛みや不安がない状態を目安とします。
また、獲得しておきたいスキルとして、ランニング時の着地のタイミングや接地時のつま先の向き、足底の接地部分、体幹の安定性などがあります。
接地のタイミングは体幹の真下に来るように、スピードが速い場合は体幹よりも若干前にします。
こうすることによって、ヒップエクステンションが有効に働き、脚筋力を使用することができます。
つま先の向きや足底の接地部分に関しては、つま先が外側を向きすぎたり、つま先だけで接地してしまうと筋肉が有効に使えずに再受傷のリスクを高めます。
体幹の安定性を高めておくことによって、疾走最中の体のぶれを少なくし、エネルギーを効率使ったり、怪我のリスクを下げることができます。
ハムストリングスの肉離れは再発しやすい怪我で有名です。
しっかりリハビリテーションを行い、再発防止に努めましょう。
この記事を書いたフィジオ福岡はこんなところ
福岡市博多区の大型パーソナルトレーニングジム
フィジオ福岡は、福岡市博多区住吉にある大型のパーソナルトレーニングジムです。1000㎡の施設ではパーソナルトレーニングはもちろんのこと、通い放題のマシン、スタジオ、お風呂・サウナ、コラーゲンマシンといった美容・健康設備などが揃っています。またパーソナルトレーナーの他に、理学療法士、管理栄養士などが在籍しており、健康増進・リハビリ・ダイエットなど様々な目的に対応しています。
フィジオ福岡の特徴
パーソナルトレーニング
フィジオ福岡のパーソナルは、お客様の状態に基づいた問題解決型のパーソナルトレーニング。カラダの使い方をトレーニングするコレクティブエクササイズ、機能改善を中心としたファンクショナルトレーニング、リハビリや健康増進、ダイエットを目的としたトレーニングなど、その人が持つ身体機能を最大限に引き出すためのさまざまなサポートを行います。
コンディショニング
お客様の状態評価、問題点の抽出、そしてその問題を解決するためのアプローチを行い、その人の生活をいかに豊かにするかという視点でのコンディショニングメニューを提供。カラダの改善について、今だけでなく、未来のライフスタイルの質の向上も見据えた、適切なプログラムを提供します。
豪華な施設設備
通い放題のマシンジムとお風呂・サウナ、コラーゲンマシンやタンニングマシンなど、フィットネス&ウェルネスに関わる設備がとことん揃っています。
多様なプログラム
フィジオは10年以上の経験を持つパーソナルトレーナーに加え理学療法士やアスレティックトレーナー、ピラティスインストラクター、管理栄養士など多様なスタッフによる多様なプログラムを展開しております。