野球選手の運動におけるTOS

野球選手のTOSは姿勢だけでなく、運動も関係してくると言われています。

ランニング

走ることで投球側の手がだるくなる、冷たくなる、痺れてくるなどのTOSの症状が現れます。

意外にもバッテイングではこの症状は現れず、走ることで症状が出現します。

上肢を下垂させている状態では血管は圧迫されず、鎖骨と第一肋骨の間は比較的広い面積が保たれているため症状が出にくいとされています。

普通に走っている状態ですとTOSの症状は出にくいと思いますが、なぜ出現するのでしょうか?

これは体幹を固めて姿勢良く走ろうとすると、肩の挙上が起きたり、足部のアライメントが崩れることによって頚部・前胸部が緊張したりすることで、間隙の狭小化が起こり症状が発生します。

トレーニング

トレーニングはパフォーマンスを向上させるために行いますが、トレーニングフォームが正しくないと逆にパフォーマンスを下げてしまいます。

TOSを誘発しやすいトレーニングとしてクランチ、体幹キープ、腕立て伏せやベンチプレスがあります。

クランチは腹直筋を鍛えるのには良い種目ですが、野球の動きと結びつけづらいので良いとは言えません。

また、しっかりと顎を引いて行わなければ頚部の緊張が強くなりTOS症状が現れます。

体幹キープは胸椎伸展、腰椎屈曲という不良姿勢になり、これも頚部の緊張が強くなりTOS症状が現れます。

腕立て伏せやベンチプレスは不良姿勢もそうですし、胸筋の鍛えすぎによる胸筋の肥厚によって神経を圧迫するためTOS症状が現れます。

野球選手のTOSを予防するためにもトレーニング時の姿勢や内容を考えなければなりません。

関連記事

  1. SSC(Stretch-Shortening Cycle)と下肢ステイ…

  2. 脂肪蓄積と体内時計|フィジオ福岡 時計遺伝子の働き

  3. 4つの脂肪の正体|フィジオ福岡 体内の脂肪の正体

  4. 変形性股関節症の前額面でのトレンデンブルグ歩行|フィジオ福岡 変形性関…

  5. 骨盤傾斜と下肢の支持性の関係性|フィジオ 骨盤傾斜を考える

  6. 老化の原因とアンチエイジング | フィジオ福岡 高齢者のトレーニング

閉じる