脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪がたまりフォアグラ状態になるものです。今や日本人の4人に1人が脂肪肝といわれています。
飲み過ぎや食べ過ぎにより摂取され過ぎた脂肪や糖質が中性脂肪となり肝臓に蓄積されます。特にアルコールの分解の際には中性脂肪が合成されやすくなるので注意が必要です。また、肥満も中性脂肪をためやすくなる原因になります。
脂肪肝になると、狭心症や心筋梗塞など心疾患の発症率が高くなります。これは、脂肪肝になることによって血液がいわゆるドロドロ血液になり血流が悪くなることが原因だと考えられます。
血流が悪くなることにより、全身の細胞に酸素と栄養分が補給されなくなり、疲れやすい、肩がこる、頭がボーッとするといった症状が出ることもあります。
これらを予防するためには、肥満の改善や食事内容の見直し、禁酒や適度な運動など行う必要があります。
肥満の改善をしなければなりませんが、極端な食事制限はせずにバランスの良い食事と運動をすることで改善を目指しましょう。
食事面では、油物を減らす、糖質の摂取を減らすなどが必要です。特に糖質を一度に摂取しすぎると余計な分は中性脂肪び変換され蓄積されるので取り過ぎは禁物です。
お酒は糖質が多く含まれているものはもちろんアルコール自体にも中性脂肪を蓄積させる原因があるので摂取は控えるようことが予防につながります。
脂肪肝はそれだけでなくその他の病気を誘発させることもあるので注意しましょう。