こんにちは!
トレーナーの生駒です。
皆さんは「活性酸素」という言葉を聞いた事がありますか?活性酸素とは呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が通常の酸素よりも活性化された状態のものを言います。活性酸素と聞くと体に悪いだけのイメージですが、本来は免疫機能などとして働く物質で身体にとって悪いだけのものではないんです。
しかし、活性酸素が過剰に産生されると様々な害を及ぼします。そこで人の身体には活性酸素による酸化を防ぐ「抗酸化作用」が備わっています。活性酸素の産生を抑制したり、活性酸素によって細胞などが受けたダメージを修復してくれます。具体的にはSODと呼ばれる内因性の抗酸化酵素やビタミンCやビタミンDなどのビタミン類を代表とする外因性の抗酸化物質です。これらの抗酸化物質によって身体の中では活性酸素とのバランスが取られています。
前述した通り、活性酸素は体内で過剰に産生されると老化や動脈硬化、生活習慣病に繋がります。なので、活性酸素を産生させすぎない事が重要です。活性酸素から身を守るためには、アルコールを分解する過程で活性酸素が出てくるので過度な飲酒は避ける、タバコは活性酸素を産生するだけでなく抗酸化物質であるビタミンCを破壊してしまうのでなるべく禁煙する、などといった日々の習慣から変えていく必要があります。
少しでもリスクを抑えるために生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。