卵の栄養素を効率的に摂取する方法

卵には、良質なタンパク質やビタミン、ミネラルなどたくさんの栄養成分が詰まっています。
加熱の仕方によっては含まれている栄養素を大幅にロスすることにも。
今回は卵の栄養を効率的に摂取する食べ方についてみていこうと思います。

卵の効率的な調理法

生卵の場合、タンパク質は5割程度しか吸収できないため、加熱して吸収力を上げることが必要です。
しかし、加熱しすぎるとビタミンや抗酸化成分が減少してしまいます。
高温で長く加熱した卵のビタミンは最大で60%もロスしてしまうことがわかっています。
そのため、高温すぎず、加熱しすぎずが卵調理のキモになってくるわけです。

半熟卵なら栄養成分も吸収力も失うことなく食べられますが、さらに無駄なく食べるなら、低温で加熱する温泉卵や短時間加熱のポーチドエッグなどでビタミンや抗酸化物質の損失を防いだ食べ方が効率良いでしょう。
手早くできるスクランブルエッグはフタをしないだけで脂溶性ビタミンであるビタミンDが溶けた油と一緒に飛び散り、60%も減少します。
フタをすることでビタミンDが100%確保できるのでお得です。

卵の大きさの違いって?

ちなみに、卵には大・中・小とサイズの違いがありますが、栄養価に違いがあるのかどうなのか。
大きさは違いますが、黄身の量はどのサイズも一緒で違うのは卵白の量だけ。
卵の栄養はほとんど黄身にあるのでサイズの大きさでの栄養価の違いはほとんどありません。
茶碗蒸しやスフレなど白身が多い方が柔らかく仕上がる場合は大きいサイズの卵を、目玉焼きなどなら小さいサイズを。と使い分けるのもいいかもしれません。
なぜ、様々なサイズの卵があるのかというと、ニワトリの年齢の違いによります。
卵を産む卵管が年齢とともに太くなっていくためサイズが大きくなっていくようです。

少しの工夫で含まれている栄養素を最大限に摂取していきましょう。

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