肥満に関連するホルモン

夏も終わり、食欲の秋。
美味しいものがたくさん出てくるこの季節。
旅行や飲み会でいつもより食べすぎてしまう事もあるでしょう。

そこで心配になるのが肥満です。
肥満は、長期間にわたりエネルギーの摂取量が消費量を上回る事で生じます。
要するに、食事はたくさん食べて、運動をあまりしないと太るのです。

太ると増える脂肪。
この脂肪細胞から分泌されるホルモンがあり、これも食欲に影響を与える要因になっています。


脂肪細胞から分泌されるアディポ(サイト)カイン


脂肪細胞から分泌されるものをアディポ(サイト)カインと言います。
アディポ(サイト)カインはいくつかあるのですが、ここではレプチンとアディポネクチンを紹介したいと思います。

レプチンは、視床下部のレプチン受容体に作用し、摂食の抑制、エネルギー消費量の増加をおこし、体重を減らしてくれます。
しかし肥満が進むとレプチン抵抗性が働き効果がうすれてしまいます。

アディポネクチンは、内臓脂肪の増加で低下し、体重減少に伴い増加します。
これが低下すると、インスリン抵抗性、対糖能低下、高脂血症をもたらし、血管傷害や動脈硬化を促進します。
食欲の秋ですが、食べすぎないように心がけましょう。

関連記事

  1. 運動誘発性喘息とは

  2. 体重の構成要素と体格指数|フィジオ福岡 ダイエットの科学

  3. 汗をかくと脂肪は減るのか?

  4. 水の生理的・物理的特性

  5. ランニングにおけるプロネーションを考える。

  6. 運動はメンタルを改善する

閉じる