固い道を走るとケガをしやすくなるのか

マラソン大会に出るためにランニングを楽しんでいる方、もしくは、ダイエットで痩せるために走っている方など、ランニングされている方多いと思います。
そのランニングコースの地面について考えたことありますか?
よく言われるのが、アスファルトなどの固い道の上を走ると、足に大きな衝撃がかかりケガしやすくなるということです。
今回は、この問題について考えていきたいと思います。


ヒトは、着地面の固さの違っても、衝撃が同じになるように調整している。


ヒトは、地面の固さがどのような固さであっても、衝撃が同じになるように歩幅を調整したり、筋肉の収縮程度を変えたり、膝の曲げる角度を変えることで自動的に調整しているのです。
完全に芝生の上とアスファルトの上とで衝撃が完全に同じになるのかといえば、そうではありませんが地面の固さの違いからすれば驚くほど小さな違いに抑えられているのです。

着地面の固さは身体が調整してくれるとしたら、何が問題になるのでしょうか?

それは、地面の滑らかさです。
舗装された平らな道では、歩幅がほぼ一定になり、ランニング時に筋肉や関節、骨に同じ圧力が繰り返しかかります。
それがケガのリスクを上げているのです。

逆に、舗装されてない道では、毎回着地面が微妙に異なるため身体への衝撃もわずかに変化しケガのリスクを減らせるのです。

きれいに舗装された道を走りたくなりますが、適度に着地面が異なる舗装されすぎてないコースを選択してみてはいかがでしょうか?

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