女性アスリート三主徴症候群

女性アスリート三主徴症候群とは、食行動の異常・無月経・骨粗鬆症を総称したものです。

この状態が若い女性アスリートの中で最初に発見されたため、アスリートという言葉が用いられていますが、実際には、アスリートだけではなく、さまざまな活動レベルの女性に影響を及ぼします。

これは、なにもトレーニングやスポーツによって3つの障害が起こるわけではなく、やせることでパフォーマンスや外見がよくなるといった考えが非現実的な痩身への憧憬とつながり、起こります。

女性は食行動の異常からエネルギー欠乏に陥り、結果として無月経を生じます。

無月経になると女性が誕生してから30歳までに正常に骨密度を高めるために必要なホルモンが直ちに不足し、重大な医学的問題を招きます。

この病態では正常な骨形成が阻害され、骨量の不可逆的な損失が生じ、骨粗鬆症とそれに続く合併症を発症します。

そのため、トレーニングをする女性や女性アスリートの食行動に、異常な行動がないか、常にアンテナを張っている必要があるでしょう。

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