運動やスポーツには怪我は付き物です。
ふとした瞬間にこけて擦りむいたり、相手と接触して痛めたりと様々です。
今回は怪我をした時の基本的な対処法をご紹介します。
怪我をした時
怪我をした時はまず、優先順位をつけて対処することが大切です。
こけた際に膝を擦りむき、腕が行ってはいけない方向に曲がっている人がいるとしましょう。
あなたなら、膝と腕どちらを先に対処するべきだと思いますか?
当然、腕を動かさないように指示するのが普通で、膝の止血を先に行う人はいないと思います。
このように優先順位をつけることによって、危険なものから対処し悪化させないことが重要です。
処置の仕方
一般的に腫れそうな怪我には「RICE処置」が有名ですが、「RCIE」の順番で処置した方が腫れが出にくいのではないかと考えます。
まずは患部を安静にして圧迫をすることで腫れの原因である血漿が入る隙間を無くします。
その後で冷やすことにより二時的低酸素症を予防し、挙上することで血液をいきにくくし腫れをさらに抑えます。
足首などはこの方法で良いですが、膝や大腿部の打撲の際は工夫が必要です。
膝の場合は普通に挙上してしまいますと、前十字靭帯を損傷していた場合危険なポジションになります。
脛の骨が前に出るポジションが危険ですので、挙上しないもしくは挙上する際は太ももの裏にものを挟む程度で良いです。
大腿部の打撲は打撲した筋肉をストレッチしながらアイシングする方が骨化性筋炎の予防にもなりますし、予後もよいです。
また、出血の止め方は大きく分けて3つあり、直接圧迫方、間接圧迫法、止血帯法があります。
一般的な怪我には直接圧迫法で良いです。
怪我をした際の対処によって治るスピードが大きく変わってきます。
軽い怪我でも軽視せずしっかりと対処しましょう。