暑い環境での体温調節

これから汗ばむ季節になっていきますが、人間はどのように暑い環境で体温を調節しているのでしょうか。

体温調節

熱い環境の中での体温調節方法として、汗をかき蒸発する際の気化熱で熱を下げる方法と血管の拡張によって熱を下げる方法があります。

人の体温は約37度に保たれていますが、運動をするともちろん体温は上がります。

同じ運動をした人たちでも人それぞれ汗の書き方が違うと思います。

ぼたぼた滝のように汗をかいている人は実はあまり良くなく、汗は蒸発して体温を下げるものなのにその役割を果たさずに地面に落ちていくため無駄に体外に水分を出していることになります。

汗で服の色が変わったり、服が肌に張り付いて脱ぎにくいような汗をかいている人はしっかりと蒸発して熱を下げる汗をかいており、とても良い汗をかいていると言えます。

汗で出て行った量の水分を取らなかったり、水分量が減るにしたがって血液中の血漿量が減って血液がどろどろの状態になったりすると熱中症になりやすくなります。

そのため水分補給は大切です。

年齢の差や性別の差における発汗

子供と大人では一見子供の方が汗をかいているように見えますが、実際には子供の方が汗腺の能力が弱く、同じ条件を作ると大人の方が汗をかきます。

子供は血管を開いて熱放散をしているため大人より汗をかきにくいですが、輻射熱が大人よりもより多く頭部に届きます。

そのため、大人よりも温度に対する曝露が大きいため多く汗をかいているように見えます。

体重あたりでの汗の量はやはり子供の方が多いため脱水には注意が必要です。

女性と男性では女性は皮膚の血管を広げて熱を逃しています。

これは思春期において汗腺の機能が変わってくるためです。

男性は汗腺が肥大し、ホルモンも関係してあるため汗がかきやすいです。

男女でも差が出ているため注意が必要です。

 

暑い中でもしっかり発汗と水分補給を行うことで体温をさげることができます。

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