肉離れはスポーツによるものが多く、筋肉の部分断裂により痛みが発生します。筋肉が伸ばされながら収縮すると、筋力に負けて部分断裂を生じることがあります。それが「肉離れ」です。
スポーツ中に強い力がかかった可能性があり、典型的な部位に圧痛があれば、診断できます。時には断裂部に陥凹を触れることもあります。
原因として、筋肉の柔軟性不足、筋力不足あるいは左右不均衡、疲労、ウォームアップ不足などが考えられます。
対策として、柔軟性の獲得、筋力向上、ウォームアップやクールダウンの徹底、ランニングフォームの修正、着地の練習などが必要になります。
応急処置として、アイシングと圧迫で腫れを最小限に抑えます。受傷後、最低24時間はアイシングを行う事が望ましいです。
病院で診察を受け、順調に回復すると、軽度で1〜2週、中等度で4〜6週、重度で12週以上が回復の目安となるでしょう。
受傷してしまった際には、アイシングと圧迫で損傷が広がらないようにすることが重要です。