膝関節は、大腿脛骨関節と膝蓋大腿関節の2つの関節構成されます。
主な運動として矢状面状において、屈曲/伸展運動が行われるが、この運動に付随して、
脛骨の内旋/外旋という水平面上の運動が生じます。
膝関節に生じやすい機能障害
膝関節は、伸展0°から屈曲145°という大きな可動性を有します。特に日本人においては正座や床上運動
を行うことから、深屈曲と言われる可動域が求められます。
一方、体重を支える荷重関節であるため、高い安定性も求められます。
そのため、可動域制限と不安定性が問題になりやすいです。
この2つの機能障害は互いに関連しています。
大腿脛骨関節は、完全伸展位で側方安定性が高まるため、伸展制限が生じている膝では側副靭帯の適切
な緊張が得られず、不安定性が発生することになります。
また不安定性が生じている膝では安定性を高めるために、骨棘が生じることもあります。
このような場合は関節可動域(ROM)が制限されることになります。
膝関節は、大腿脛骨関節と膝蓋大腿関節の協調した運動によって成立します。
膝蓋大腿関節は膝関節屈曲位で安定性が高まります。
しかし、荷重下で膝関節を屈曲位に保持するには、強い大腿四頭筋の活動が必要になります。
大腿四頭筋の柔軟性の低下や筋力低下は、膝蓋大腿関節の正常な関節運動を阻害し、
膝蓋骨周囲に疼痛を惹起します。
膝関節の安定化機構
膝関節を安定させるために、静的安定化機構と動的安定化機構の2つが存在します。
静的安定化機構
・靭帯:側副靭帯:内側側副靭帯(関節包靭帯)、外側側副靭帯(関節外靭帯)
十字靭帯:前十字靭帯・後十字靭帯(関節内靭帯)
膝蓋大腿関節の靭帯:内側・外側膝蓋大腿靭帯、内側・外側膝蓋脛骨靭帯(関節包靭帯)
・半月板:内側と外側に位置する線維軟骨組織です。大腿脛骨関節の安定化に寄与しています。
動的安定化機構
・内側広筋:膝蓋大腿関節において、膝蓋骨を内側に引きつけるベクトルを有します。
・膝窩筋:膝関節屈曲位においては、脛骨関節面に対して垂直化し、求心位をとるベクトルを有します。
膝関節の運動
・大腿脛骨運動:膝関節屈曲:脛骨に対し大腿骨が後方に転がり、前方に滑ります。
伸展:脛骨に対して大腿骨が前方に転がり、後方に滑ります。
水平面状:膝関節伸展最終域では大腿骨に対して脛骨が外旋します。屈曲運動においては膝関節屈曲初期から脛骨が内旋します(スクリュー・ホーム・ムーブメント)。
・膝蓋大腿関節:膝関節屈曲:膝蓋骨の下降、前額面上での外旋(6.2°)、水平面上での内旋(11.4°)が生じます
この記事を書いたフィジオ福岡はこんなところ
福岡市博多区の大型パーソナルトレーニングジム
フィジオ福岡は、福岡市博多区住吉にある大型のパーソナルトレーニングジムです。1000㎡の施設ではパーソナルトレーニングはもちろんのこと、通い放題のマシン、スタジオ、お風呂・サウナ、コラーゲンマシンといった美容・健康設備などが揃っています。またパーソナルトレーナーの他に、理学療法士、管理栄養士などが在籍しており、健康増進・リハビリ・ダイエットなど様々な目的に対応しています。
フィジオ福岡の特徴
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フィジオは10年以上の経験を持つパーソナルトレーナーに加え理学療法士やアスレティックトレーナー、ピラティスインストラクター、管理栄養士など多様なスタッフによる多様なプログラムを展開しております。