スクリューホームムーブメントとは膝を最大伸展する時に大腿骨に対して下腿が10°ほど外旋することをいいます。
それは大腿骨の内側の関節面がカーブしており、そこを下腿が通ることによって起こります。
また膝関節伸展に伴う前十字靭帯の緊張にも影響を受けます。
ですがそれはあくまでレッグエクステンションのようなOKCでの話で、歩行時やスクワットなどのCKCでは下腿が固定されているので下腿の上を大腿が内旋していきます。
こうすることで関節の接地面積を増やして安定性を高めています。
ですが関節の弛緩性があったり、前十字靭帯が断裂している人はこの動きが逆転します。
この現象は脛骨が前方変位することによって内側側副靱帯が緊張し、外側側副靱帯が緩むことで生じます。
こうなると変形性膝関節症になりやすいです。