オスグッドシュラッター病とジャンパー膝:症状・原因・治療法を解説

オスグッドシュラッター病とは?脛骨結節の発育と痛みの原因

オスグッドシュラッター病は、成長期の子供や若者に多く見られる膝の痛みの一因です。この疾患は、脛骨結節という膝の前部に位置する部位に発生します。骨が成長する過程で、骨化核や軟骨が部分的に剥離骨折を引き起こし、痛みを伴います。本記事では、福岡でパーソナルジムを運営するフィジオ福岡が、オスグッドシュラッター病の原因や症状、治療法について詳しく解説します。

オスグッドシュラッター病の発症メカニズム

オスグッドシュラッター病の原因は、脛骨結節の発育と、成長期における骨と筋腱のバランスが崩れることによるものです。以下の4つの発育段階において、特に注意が必要です。

脛骨結節の発育段階

1. **Cartilaginous stage**: 骨化核が出現する前の段階
2. **Apophyseal stage**: 舌状部に骨化核が出現
3. **Epiphyseal stage**: 脛骨結節が骨化し、脛骨骨端と癒合
4. **Bony stage**: 骨端線が閉鎖される段階
特にApophyseal stageとEpiphyseal stageでは、脛骨結節が軟骨や骨化核で形成されており、力学的に脆弱です。この時期は、身長が急激に伸びる時期と一致し、筋腱の成長が追いつかないため、脛骨結節への伸張ストレスが増大しやすくなります。

ジャンパー膝とは?スポーツで多発する膝の障害

ジャンパー膝は、バスケットボールやバレーボールなどのジャンプを繰り返すスポーツでよく見られる膝の障害です。この疾患は、大腿四頭筋と膝蓋腱の接合部に炎症が発生し、痛みを引き起こします。特に膝蓋腱の膝蓋骨付着部(膝蓋骨下極)が最も影響を受けやすい部位です。

ジャンパー膝の症状

ジャンパー膝の主な症状は以下の通りです。
膝前面の疼痛
スポーツ活動後や活動中の痛み
慢性化した場合、MRIで腱の変性が確認されることもある

オスグッドシュラッター病とジャンパー膝の治療法

オスグッドシュラッター病の治療には、保存療法が選択されることが一般的です。特に、脛骨の発育段階に応じて適切な対応を取ることが重要です。**Apophyseal stage**や**Epiphyseal stage**では、遺残骨片を形成せずに治癒することが目標となります。
一方、ジャンパー膝の治療には、外科的治療を行うか、そうでない場合には炎症を抑え、痛みを軽減するためのリハビリテーションや理学療法が行われます。また、筋肉の柔軟性を高めるためのストレッチや、過度な負荷を避けることが推奨されます。

まとめ:適切な治療でスポーツ活動を続けるために

オスグッドシュラッター病とジャンパー膝は、いずれもスポーツを続ける上で無視できない膝の障害です。フィジオ福岡では、理学療法士や管理栄養士が、個々の状況に合わせた適切な治療法を提供しています。膝の痛みや違和感を感じたら、早めに専門家に相談し、適切な対策を取りましょう。

参考文献

  1. Kacprzak, B., Siuba, N., Synder, M. A., & Synder, M. (2020). Kolano skoczka, próba nowego spojrzenia na leczenie zachowawcze. Badanie pilotażowe. The Jumper’s Knee – a New Look at Non-surgical Treatment. Pilot Study. *Ortopedia Traumatologia Rehabilitacja*, 22(6), 347-359. https://doi.org/10.5604/01.3001.0014.4225

 

この記事を書いたフィジオ福岡はこんなところ

フィジオ福岡

福岡市博多区の大型パーソナルトレーニングジム

フィジオ福岡は、福岡市博多区住吉にある大型のパーソナルトレーニングジムです。1000㎡の施設ではパーソナルトレーニングはもちろんのこと、通い放題のマシン、スタジオ、お風呂・サウナ、コラーゲンマシンといった美容・健康設備などが揃っています。またパーソナルトレーナーの他に、理学療法士、管理栄養士などが在籍しており、健康増進・リハビリ・ダイエットなど様々な目的に対応しています。

フィジオの自費リハプログラム

リハビリイメージ

自費リハビリテーション

フィジオ福岡リハビリセンターはフィジオ福岡が提供する公的保険外リハビリサービスです。脳卒中後遺症や変形性関節症などの運動器疾患に特化した自費リハビリをご提供しております。完全予約制・有資格者とのマンツーマンセラピーが特徴で、医療保険や介護保険でカバーできていない発症して数年経った後遺症の方にも改善を目的にした集中的な施術をおこなっています。

フィットネス&コンディショニング

運動療法&徒手療法・物理療法

フィジオ福岡ではフィットネスプログラムによる運動療法やボディケアなどの徒手療法に加えて、低周波・超音波理学療法機器や筋膜リリース機器を用いて自費リハビリテーションを行なっていきます。

施設イメージ

充実した施設

フィジオ福岡の施設にはその他、通い放題のマシンジム、お風呂、サウナ、コラーゲンマシンやタンニングマシンも完備。快適な環境でリハビリに励むことができます。

自費リハビリテーションについてはこちらから

自費リハプログラム

他のプログラムもご覧ください


フィジオ福岡
フィジオ福岡のHPはこちら! 

パーソナルトレーニング
パーソナルトレーニングについてはこちら! 

ゴルフフィットネス
ゴルフフィットネスについてはこちら! 

法人契約
法人契約についてはこちら! 

マシンお昼&パーソナルサブスク
マシンお昼&パーソナルサブスクについてはこちら! 

ダイエットプログラム
ダイエットプログラムについてはこちら! 

生活習慣予防
生活習慣改善支援プログラムについてはこちら! 

ピラティス
マシンピラティスについてはこちら! 

関連記事

  1. 膝蓋骨不安定症~概要~

  2. 膝関節屈曲での歩行を改善する

  3. 骨軟骨損傷①

  4. 後十字靭帯(PCL)損傷

  5. 変形性膝関節症

  6. スポーツによる変形性膝関節症

閉じる