トレーニングの王道のスクワット。
誰もが羨むような見事な下半身を作り上げた歴代の猛者たちは往々にしてフルボトムスクワットをチョイスしてきました。
そのためクォータースクワットは軽視されてきた傾向にあります。
しかし、クォータースクワットはサイズアップへはそこまで強く貢献しないものの、パフォーマンスアップには多いに貢献することが知られています。
例えばジャンプ動作ですが、このときに深くしゃがみこんでジャンプする人はほとんどいません。
大体のジャンプの予備動作はクォータースクワットレンジで行います。
実際に、それぞれの被験者グループにクォータースクワット、フルボトムスクワット、ハーフスクワットを16週にわたって行わせた結果、クォータースクワットを行った被験者のほうがダッシュと垂直跳びの増加の幅が大きかったことが研究によって分かっています。
パフォーマンスという目的から考えると、このクォータースクワットは爆発的な筋力発揮とともに行うべきでしょう。