筋肉の収縮様式|フィジオ福岡 筋生理学

筋肉の収縮様式にはいくつか種類があるのをご存知ですか?筋収縮の様式は大きく3つに分類されます。一つ目は筋が長さを変えずに力を発揮する「等尺性筋収縮」、二つ目は筋が短縮しながら力を発揮する「短縮性筋収縮」、三つ目は筋が伸ばされながら力を発揮する「伸張性筋収縮」です。一般のトレーニング指導書では短縮性筋収縮に焦点が当てられがちですが、トレーニングにおいて伸張性筋収縮は重要だといわれています。それはなぜでしょうか?

サイズの原理

まず、筋線維の動員についてですが、「サイズの原理」というものがあります。サイズの原理とは、運動強度が高くなるにつれ運動ニューロンが小さなものから大きなものへと順序良く活動し始めるということを説明した原理です。筋線維のタイプの動員で言うと遅筋線維→中間線維→速筋線維の順に活動するということです。ですが、伸張性筋収縮はこのサイズの原理を無視して速筋線維から動員されるような仕組みになっています。

老化による筋萎縮

老化による筋萎縮は速筋線維の横断面積の減少によるものといわれているので、伸張性筋収縮で速筋線維を選択的に動員し強化ができることは老化による筋萎縮の予防に繋がったり、筋肥大によるボディメイクなどが効率よくできるということになります。しかし、良い効果だけとはいえず、短縮性筋収縮より伸張性筋収縮で損傷した筋の回復は遅いと言われていたり、トレーニング頻度の設定が難しく、オーバートレーニングに陥りやすいともいわれています。なので、伸張性筋収縮を意識したトレーニングは、頻度や休養、負荷などに注意しておけば筋力増大の有効な手段になるといえます。

伸張性筋収縮のメリットとデメリットについて書きましたが、もちろんどのトレーニングにも同じようにメリットとデメリットがあり、どれも重要です。

関連記事

  1. 発達運動学にみる感覚統合|フィジオ福岡 アクティブタッチ

  2. トレーニングと脂質の関係

  3. ファンクショナルトレーニングとは何か? フィジオ福岡 トレーニング理論…

  4. 老化とトレーニング効果|フィジオ福岡 サルコペニア発生機序とその予防に…

  5. 小児における運動感覚機能の発達|フィジオ福岡 子どもの発達からみる小児…

  6. 扁平足とアーチ障害|フィジオ福岡 フットコンディショニング

最近の記事

カテゴリー