IAP呼吸は腹圧を高めた状態で呼吸をすることであり
よく耳にする腹式呼吸とは異なります。
腹式呼吸は呼気時に腹部を凹ませ、吸気時に腹部を凹ませる
IAP呼吸は、呼気時、吸気時ともにお腹を膨らませます。
お腹を膨らませると、腹圧が高まり腰部周りが安定します。
つまり、IAP呼吸は常に腹圧が高まった状態で呼吸を行います。
IAP呼吸のメリット
IAP呼吸では腹圧が常に高まっている状態で脊柱が安定し、
無理のなく姿勢を整えることができます。
身体の軸が適切なポジションに位置すると、中枢神経からの指令の通りもよくなり
頭と身体の連携も良くなります。
それによって無理な動きがなくなり、身体の負担も軽減します。
仮に、身体が適切なポジションから崩れても、IAP呼吸を実施すれば
再び適切なポジションに戻すことができます。
もし、身体が歪みバランスが崩れると
脳からの指令はうまく伝わらず、余分に力を発揮してしまい
力みやすかったり、慢性的に疲労を感じやすくなります。
やり方
①椅子に座って背筋を伸ばす。
②5秒かけて鼻から息を吸う。※お腹を膨らます。
③5〜7秒かけて口から吐く。※お腹を膨らませたまま、肩が上がらないように。
これを5回繰り返します。
座ってできるようになったら立ってやってみましょう。