急性腰痛症という言葉をご存知でしょうか。
これはいわゆるぎっくり腰の正式名称です。
今日はそんなぎっくり腰がどのようにして起こるのか、そしてもしぎっくり腰になってしまったらどのように対処すればいいのかを解説していきます。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因には2つの説があります。
1つ目は背骨の一つ一つを後ろから繋いでいる靭帯の後縦靭帯や椎間板に強い衝撃が加わりその部分を通る洞神経を刺激するために生じるという説。
もう一つは強い衝撃をきっかけに背中の筋肉に痙攣が起き、体を動かせなくなるという説です。
どちらにも強い衝撃がきっかけになることは共通してますね。
これは一般的なイメージと同じだとおもいます。
くしゃみがきっかけでぎっくり腰になるなんて話も聞くくらいなので意外と生活の中にきっかけは潜んでますね。
どちらにせよ衝撃を機に背骨周りの筋肉が防御性収縮を起こして背骨がロックされてしまうため、体を動かすのが困難になるという仕組みです。
ぎっくり腰はくり返す
そんな辛いぎっくり腰ですが、一度発生してしまうと繰り返しぎっくり腰を起こしてしまう方が多いようです。
というのも痛みにより①動作制限が起きる→②筋肉の緊張がアンバランスになり姿勢が悪くなる→③血流障害が起きて周りの神経が過敏になる→④痛みの記憶が繰り返されて特定の動きに恐怖心をもつ→①に戻り、ぎっくり腰を繰り返えしやすい体になるというわけです。
ぎっくり腰を改善するには
ぎっくり腰に対する医学的な回復方法は意外にも安静を取りすぎないということです。
ベット上で過ごす安静は体を動かす量が減るために筋肉が衰えるばかりか血流の減少により痛み物質が留まり続けてしまうのです。
ですので無理をしない範囲で動くことが望ましいというわけですね。
それに加えて長引く腰痛には周辺筋肉のコンディショニングを行うことが効果的です。
自分では手の届かない部分にアプローチでき、力を抜いた状態で体をほぐせるので自分で行うストレッチより効率が良いわけですね。
なんと言ってもまずはぎっくり腰にならないような基礎的な筋力と柔軟性が大切ですので、普段の運動が不可欠ですね。