なにか音楽やスポーツを練習していると上達が止まってしまう時期がしばしばありますよね。
いわゆるスランプと言われる状態ですね。
今回はなぜスランプが起きるのか、スランプの乗り越え方について考えていきます。
スランプとはどんな状態か
前回の投稿でゴルフのパターを使った技術習得時の体の感覚と言葉について書きましたが、スランプの状態も同じく体の感覚への言葉が多くなります。
そしてその感覚は指先や肘、肩、膝などと詳細へ向けられます。
いわば頭が意識で一杯の状態です。
スランプを抜けるには
そしてだんだん意識している言葉が上半身や下半身のように大雑把になっていくとパフォーマンスは上がっていきます。
これは意識が詳細な部分にまで行き渡るがゆえに自分にとって重要でない部分にまで気を割いてしまい、情報を整理できなくなっている状態です。
この体の詳細に意識を向けている状態から練習を重ね、自分にとって重要な部分や感覚に気づき、感覚が統合できると体の感覚を表現する言葉は大雑把になり、パフォーマンスが上がるという流れです。
この流れは自分の成長に合わせて訪れます。
なぜならば感覚が統合できて成長すると新しいレベルの視点に立ち、詳細な新しいモノが見えてきます。
すると意識するところが増えてまたスランプを経験するのです。
言い換えればスランプは自分が一つ高いステージに行く前兆とも言えますね。
もしスランプを感じた時はコーチからのアドバイスを貰ったり、自分のプレーをビデオで見たりして客観的に自分を見つめ直しましょう。
様々な角度からの気づきが学習を促してくれるでしょう。