スポーツ動作において投げる、蹴る、方向転換する時など体幹部の回旋は必須の運動です。
実際に回旋を行なっている部位は競技特性により異なりますが、その多くは頸椎と、股関節で体幹の上位回旋と下位回旋のほとんどを担っています。
その次に頸椎の回旋と続きますが、これらの回旋がなんらかの原因で制限が生じると腰椎の回旋が要求されてしまいます。
しかしそれは椎間関節と椎弓に大きなストレスを与えます。
胸椎回旋の可動域の獲得
スポーツ動作における多くの回旋パターンは頭部を同じ位置に保持したまま回旋するため、頸部筋や胸椎肢位の影響を強く受けるので肩甲骨のポジショニングにも影響を及ぼします。
ですので、まずは胸椎の動きを妨げる胸筋群、鎖骨下筋、上肢内旋筋、頸部屈筋をリリースしていきます。
次に胸椎伸展エクササイズ、体幹固定エクササイズ、肩甲骨下方回旋エクササイズ、胸椎回旋エクササイズを実施して胸椎回旋の可動域を獲得していきます。