スウェイバック姿勢を腰背筋膜から改善する

現代社会において頭部前方変位および胸椎後弯の増強により上半身の質量重心が後方変位し、下半身質量重心が前方変位しているスウェイバック姿勢はかなり多くの人に見られます。

この姿勢では上半身の質量重心が後方に変位することで膝関節にかかる負担が増大します。

また胸椎屈曲が増強することで肩甲骨の前傾が増強し肩関節の屈曲可動域制限、頸椎の過剰な伸展運動量が神経根症状、腰椎伸展の増大による筋筋膜性腰痛症など全身に影響が出ます。

スウェイバック姿勢の2大パターン

このスウェイバック姿勢を2つのパターンに分類すると胸椎屈曲の増大、腰椎伸展、骨盤前傾位になっているパターンと頸椎過伸展、胸椎の長い範囲での屈曲増強、腰椎屈曲、骨盤後傾前方変位となっているパターンとが存在します。

両パターンともに胸椎伸展可動域の低下が見られるため、伸展可動域の確保が必要になってきます。

そして両パターンともに胸腰筋膜に負担をかけますが、筋膜は長い間負荷に曝され続けると元に戻れなくなります。

筋膜が固くなると脊柱の分節運動が困難となり障害に繋がりやすいです。

そこで胸腰筋膜を胸椎方向に移動可能にすることで胸椎伸展可動域を改善し上部体幹の直立を保持出来るようになります。

具体的方法として固くなった筋膜に手を当てて、もう片方の手で臀部を左右に揺らして椎間関節に回旋を生じさせることで胸腰筋膜に緩みができ、動きが改善されます。

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