食べ物に対しても好奇心旺盛で、新たな味覚を楽しみたいという人がいる一方、食べ慣れたものしか口にしたくないという人もいる。自分にとってなじみのないものを食べることを拒絶する食行動は「食物新奇性恐怖(フード・ネオフォビア)」と呼ばれていますが、フード・ネオフォビアと心臓病や2型糖尿病のリスク上昇の関連を示す研究が最近では報告されています。
この研究によると、フード・ネオフォビアの人は食物繊維やたんぱく質、単価不飽和脂肪酸の摂取量が少ないが、飽和脂肪酸、ナトリウム(食塩)の摂取量は多い傾向があった。そしてそうした食生活から、血中の腫瘍マーカーのレベルがより高いことが認められたと言う。
つまり、この研究から学べることは、「食べなれたもの」だけに偏った食事をしないということだ。これまで食べたことのなかった新しい食品も口にしてみるといいかもしれませんね。