フロントランジで機能不全を発見する

膝関節の疼痛や不安定性などの機能障害を評価する方法としてフロントランジを用いることができますが、この場合機能障害を有する多くにはニーイン現象が見られます。

このニーイン現象の改善には、フロントランジ動作の改善で機能障害の改善に貢献するといわれています。

ニーインと機能改善

フロントランジでニーインが見られる人の特徴としては、ニーインする側の股関節伸展制限、中臀筋の機能不全、肩甲帯の機能不全を有することが多いといわれています。

具体的評価方法としては立位で両上前腸骨棘を触診したまま下肢を一歩前に出させます。

この時、機能不全がある場合には骨盤の前方回旋が生じ、膝関節屈曲以前からニーインが見られます。

次に骨盤の前方回旋とニーインが見られた側の肩甲帯、中臀筋、内腹斜筋の評価を行い、機能不全がある箇所をトレーニングし、機能向上させていく必要があります。

関連記事

  1. アスリートの運動自己調節能|フィジオ福岡 運動制御理論

  2. 運動をするにあたっての触覚の役割

  3. 筋緊張異常を考える|フィジオ福岡 コンディショニング

  4. フィードフォワードによる関節安定性の維持|フィジオ福岡 スタビリティの…

  5. ニューロンと呼ばれる細胞|フィジオ福岡 運動制御

  6. 「運動とエネルギー」

閉じる