前回、2型糖尿病の症状を緩和・予防するため血糖値の急上昇を抑えることについてお話してきましたが、今回は糖尿病と深い関係にあるインスリンについてお話していきます。
インスリンとは
インスリンとは、食事をすると消化吸収されてブドウ糖になり血糖値が上がります。
そうすると、膵臓からインスリンが分泌されて筋肉や肝臓、脳に血糖を取り込み、血糖値を下げようとしてくれます。
この血糖値を下げてくれる唯一のホルモンであるインスリンが分泌できない・効きが悪くなると高血糖・糖尿病になってしまいます。
2型糖尿病はこのインスリンの働きが悪いと言われていますので、少しでもインスリンの働きをよくする必要があります。
インスリンの働きをよくする栄養素
それを改善してくれる栄養素が、マグネシウム、ビタミンD、亜鉛、イノシトールになります。
次にこれらの栄養素がどのような食材に含まれているか詳しく見ていきましょう。
マグネシウムには、ひじき、昆布、わかめ、ごまなどに。
ビタミンDには、椎茸、キクラゲ、イワシ、しらす。
亜鉛には、牡蠣、するめ、ラム肉。
イノシトールには、グリンピース、牛レバー、キャベツ。
普段の生活習慣もすごく関係してくるものですが、糖尿病になりやすい方の特徴としては、
運動不足、朝食を抜きがち、間食が多い、早食い、喫煙者、高血圧、日本酒換算して1日2合以上の摂取、ご家族の方に糖尿病を持っている方がいる等、様々な原因が考えられます。
少しでも当てはまる方は特に、普段の生活・食事を見直していくことが必要ですね。