人体には3種類のテコが存在することをご存知でしょうか?
人の運動の多くは、骨格筋による張力が、関節によって連結された骨格に伝えられることで行われます。この時回転運動をしており、テコの原理によりモーメント(トルク)を生み出しています。
第1のテコ
支点が力点と作用点の間に存在するテコ。特徴は安定であり、環椎後頭関節がこれに相当します。
第2のテコ
作用点が力点と支点の間に存在するテコ。特徴は力であり、小さな筋張力で、大きな力を発揮できます。足部機構がこれに相当します。
第3のテコ
力点が支点と作用点の間に存在するテコ。特徴は速さであり、関節運動の速さにおいて有利になります。肘関節はこれに相当します。
テコの種類によりそれぞれの関節に特徴があるので、それを知ることもパフォーマンスアップにつながってくるのではないでしょうか。