口呼吸はなぜダメなのか

呼吸は鼻で行う「鼻呼吸」、口で行う「口呼吸」の2種類があります。

鼻呼吸はメリットがありますが、口呼吸は健康によくないと良く耳にします。

なぜ口呼吸は健康に良くないと言われるのでしょうか?

口呼吸のデメリット

口呼吸のデメリットとして、口のトラブルの原因や免疫力や姿勢・睡眠の質の低下、顔の歪み、呼吸量の増加があります。

口のトラブルとして、歯周病や虫歯、口臭があり、口が乾き唾液の分泌量が減るため、トラブルの原因となります。

口呼吸は空気が鼻を通らないため、ゴミやウイルスなどの体に有害な物質が直接体内に侵入してしまいます。

口を開くことによって顎が後退し気道が狭まりますし、舌が落ちます。

そのため頭が前に出て猫背となり、舌が落ち込むことによって寝ている時に呼吸がうまくいかず疲労が抜けにくくなります。

ですので、免疫力・姿勢・睡眠の質が低下してしまいます。

また、鼻呼吸の場合は舌が口の上側についていますが、前述した通り舌が落ち込んでいます。

これによって歯並びの悪化や噛み合わせの問題、顔面の形成不全が起こります。

呼吸量が多くなると、血中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れ、脳や筋肉への酸素供給量を減らしてしまうためパフォーマンスが低下してしまいます。

口呼吸はこのように健康に悪影響を与えます。

鼻呼吸は良いのか?

口呼吸のメリットとしてまず免疫力が高まります。

口呼吸と違い鼻呼吸では空気が当然ながら鼻を通るため、空気が温まり喉を乾燥から守ります。

それに加えて鼻の内部で埃やウイルスをキャッチして体内への侵入を防ぎます。

そのほかのメリットとしては、血の巡りが良くなったり、姿勢が良くなります。

鼻腔から一酸化窒素が分泌されているため、血管が広がって血の巡りがよくなって体温の上昇やリラクゼーション効果があります。

姿勢に関しては、口呼吸の反対で顎が前に出るため気道が確保されます。

ですので、猫背になる可能性が低くなり姿勢が良くなります。

 

呼吸は1日に2〜3万回行われるとされていますので、呼吸を正しく身につけることが健康への近道かもしれません。

関連記事

  1. スタミナを維持するための貧血予防

  2. 疲労と損傷

  3. 脂肪の役割と体脂肪|フィジオ福岡 健康科学

  4. 座り疲れにご注意を

  5. 飲酒と水分摂取

  6. 外反母趾と内反小趾

閉じる