今回は、ベジタリアンのメリットについて詳しく見ていきましょう。
前回、ベジタリアンのメリットとして、
ダイエット効果、パフォーマンス向上、疾病予防、腸内環境を正常にしたり、皮膚の健康改善などをあげていますが、疾病予防がどれくらいの効果があるのか見て行きます。
疾病予防効果
96本の研究を対象としたメタアナリシスがあり、
虚血性心疾患の発生率及び死亡率が-25%、全ガンの発生リスクを-15%と大幅に低下、
BMIや総コレステロール・LDLコレステロールの低下も期待できます。
ダイエット効果でいうと、BMIの改善・インスリン抵抗性の改善も見られます。
腸内環境では腸内の病原菌が減少し、食物繊維によるプレバイオティクス作用で善玉菌が増加し腸内環境が正常化していきます。
また、ベジタリアンは糖尿病になるリスクが低い傾向を示しています。
失いやすい栄養素
しかし、ベジタリアンになることによって失いやすい栄養素としては、
必須アミノ酸、ビタミンD、鉄、亜鉛、カルシウムなどが考えられます。
例えば、子供がベジタリアンで必要な栄養素が失われることによって発育に問題になってくるので注意が必要ですね。
デメリットをあげるとすると、欠乏栄養素、筋肥大・筋力の低下などが考えられます。
ベジタリアンのメリットの8割は赤身肉をなくすことによって得られています。
健康目的の食事療法として活用されると良いかもしれませんね。