「運動がデメリットとなってしまうケースとは」

運動は健康増進の手段の1つとして有効だということは十分に認識されています。

しかし、間違った方法で行ってしまうと時にデメリットとなることも少なくありません。

特に生活習慣病などになる割合が多い中高年者では、運動への取り組みに対して十分な知識と準備が必要となります。

ゆっくりとした無理のないジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は、生活習慣病の改善に効果的だとされていますが、専門の指導員や医師の運動処方を無視したり、自分の好き勝手な運動を行うと虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)によるによる突然死などを引き起こしてしまうケースがあります。

これは、中高年者に多い運動中の死亡事故の1つとされています。

運動不足解消のためだったとしても、いきなり激しい運動を行ったり、一度に長い時間行ったりすることは非常に危険です。

また、運動内容によるデメリットも考えられます。

例えば、ランニングは有酸素運動として最も行われている運動の1つですが、膝や腰などに痛みがあるような場合では、かえって痛みを増大させてしまうこともあります。

スポーツに熱心なあまりデメリットを起こす例として、急性疾患では暑熱中のスポーツ活動による熱中症があります。

慢性疾患としては運動性貧血や、オーバーユース、オーバートレーニングによる慢性疲労や体調不良などがあげられます。

健康づくりのための運動では、現状の自分自身に適した運動を行うことがデメリットを軽減することにつながるといえます。

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