基本的に筋肉は脳から運動神経を介して収縮・弛緩されています。
筋紡錘は縮む方向に働き、腱紡錘は緩む方向に働いています。
普段はこの脳・筋紡錘・腱紡錘のバランスによって姿勢を保っていますが、なんらかの原因で運動神経が異常に興奮して、バランスが崩れ、連続した収縮を起こしてしまう、これが筋痙攣の状態です。
「足がつる」とは、この筋痙攣が起こっている状態です。
足がつる様々な原因
足がつる(筋痙攣)の原因は1つではなく、
・「生理的原因」
・「身体的原因」
・「精神的原因」
・「環境の問題」
など、いくつかの要因が重なって発生します。
生理的原因には、脱水や乳酸をはじめとする疲労物質の蓄積、食事の不摂生、睡眠不足、糖質不足(筋グリコーゲンの枯渇)、組織の虚血、酸素欠乏、電解質異常(低カルシウム・低ナトリウム・低クロール・低マグネシウム・高カリウム)などが考えられます。
身体的原因には筋疲労があり、疲労の原因としてグリコーゲンの不足、乳酸の蓄積、神経の疲労などがあります。
スポーツでは、試合や練習の後半に痙攣がよく起こりますが、試合や練習の開始早々に起こる場合もあります。
これは、疲労ではなく神経回路がうまく反応できずに起こると考えられます。
急激な激しい運動、ウォーミングアップ不足、柔軟性の不足なども関係しているようです。
精神的原因には、緊張、不安、ストレスがあります。
大事な試合の際に足がつってしまうことが特に多いのは、精神的、身体的疲労によるストレスがあるためだといえます。
同じところが何度もつる傾向にあります。
環境の問題としては、気温、湿度、服装、地面の形状、天候などがあげられます。

足がつったときの対処法を考えよう!
足がつった際の対処法としては、一般的にはその場でできるストレッチングとマッサージを行います。
脱水や電解質異常であれば給水(電解質入)が必要になります。
靴などウェア類に問題があればその部分に対処しなければなりません。
冷やすか温めるかですが、基本的に痙攣時は皮膚温度が低くなっているので、冷やすより温める方が有効だと考えられています。
すぐに試合に復帰しなければならない場合には、冷やさない方が良いといえますが、試合が終わった時には、筋肉は収縮し続けていると微細損傷や毛細血管に微細出血が起きているので、それを止めるのが目的であればアイシングを行います。
試合を続行するならマッサージをして筋温を上げ、明日に備えるならアイシングが必要だといえます。
試合中で、筋痙攣を繰り返すようなときには、まめにストレッチングを行うなどの対処が必要です。
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