冬の厳しい寒さがなくなり、ぽかぽかとした陽気が続く春らしい気候になってきましたね。春といえば新学期や新生活など、心機一転して何か始めることも多い季節なので、新しい場所で頑張ろうと思っている人もいることでしょう。しかし暖かくなるってくると、日中でもウトウトしてしまうという人はいませんか?なぜ春になると眠くなりやすいのでしょうか。
3月は、季節の変わり目です。日向の気温は高いので晴れた日の外は暖かいですが、日光が当たらない夜中や曇りの日などは気温が低く、気温差が激しい時期でもあります。この気温差に注目してみましょう。
人間には自律神経というものがあります。自律神経は交感神経と副交感神経の2種類に分かれており、緊張しているときは交感神経、リラックスしているときは副交感神経が働きます。冬は寒さが厳しいため、朝起きて布団から出た瞬間に寒さから身を守るために交感神経が働きます。一日の、もしくは日ごとの気温差が激しいと、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。すると、暖かい日中に副交感神経が働く、なんてことが起こってしまうので、日中でも眠たくなってしまうのです。
他にも日照時間が長くなり、メラトニンの分泌が少なくなることなども原因となります。生活習慣の乱れは、このメラトニンの分泌量を一層減らしたり、自律神経の乱れにもつながるので、春こそ十分な睡眠をとり、眠気を吹き飛ばしましょう。