皮膚の受容器

皮膚の役割として外界からの刺激を防ぐ保護作用、水分の喪失や透過を防ぐ役割、体温調節としての役割があります。

さらに、触圧覚・温痛覚などを伝達する感覚器として働き、上位中枢へさまざまな情報を与えており、人体で最も多くの固有受容器を有しています。

受容器はどのように配置され、どのような影響をもたらしているのでしょうか。

4つの受容器

機械的刺激を受け取る無毛皮膚の受容器としてメルケル盤、ルフィニ終末、マイスナー小体、パチニ小体の4つがあります。

メルケル盤は表皮の1番深いところ、マイスナー小体は真皮の1番浅いところ、パチニ小体やルフィニ終末は真皮の深いところに存在します。

メルケル盤とマイスナー小体から信号を受け取る神経線維は接触の開始から終了の瞬間だけ脳に信号を送ります。

ルフィニ小体とパチニ小体から信号を受け取る神経線維は接触刺激が続いている間ずっと脳に信号を送り続けます。

これらの受容器が存在することによって目で直接見なくても物を識別することができます。

バックに入っている物を探す時に指先の感覚を頼りに探すと思いますが、この時に4つの触覚センサーが活動しており、1番重要なものはメルケル細胞という受容器と言われています。

メルケル細胞は物体の縁や湾曲、質感を検出しており、この細胞がメルケル盤を形成しています。

メルケル盤

メルケル盤は唇と指先に多く存在していますが、他の無毛皮膚ではそれほど多くありません。

メルケル盤はごく小さな力にも敏感で皮膚が0.05ミリほど押し込まれただけで反応し、力が強まるにつれて強く反応し、皮膚が約1.5ミリ押し込まれた段階で発火が最大になります。

指先にメルケル盤が密集していることによって、物体表面がわずか0.7ミリの間隔を識別することができます。

ですので、物を見らずに指先の感覚だけで識別することができます。

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