運動制御(知覚と認知編)

運動と知覚

知覚が活動の原動力であると同時に、活動が知覚の原動力でもあるのです。知覚とは感覚情報が心理学的に意味のある情報として統合される過程と定義できます。感覚ー知覚系は身体の状況(たとえば空間における身体の位置)と環境に関する情報をもたらし、環境の中で効果的に活動するための能力を的確に統合したものとなっています。

運動と認知

さらに、運動は通常、意志の介在なしに引き起こされるわけではないので、認知過程は運動制御に基本的にかかわってきます。認知過程は、運動制御における注意、動機、情動の側面を含むものとし、これらは意志設定や目標設定の基礎となっています。運動制御には知覚系や運動系が含まれ、特定の目標や意志を達成するために組織化されています。

個体においては、機能的な運動を生み出すために多くの系が互いに影響し合って働きます。運動制御に関わる知覚、活動、認知という要素はそれぞれ独立に研究することができる一方で、運動制御の真の姿はこれらの3要素に関した知識を包括的に考えない限りとらえることができないと信じられています。個体を規定する要素を述べましたが、この他にも、運動課題もまた運動機能を規定します。

関連記事

  1. フィードフォワードによる関節安定性の維持|フィジオ福岡 スタビリティの…

  2. 運動の学習と生物学的認識過程|フィジオ福岡 運動学習

  3. インナーユニットを使う

  4. 安定性と剛性|フィジオ福岡 スタビリティとモビリティの科学

  5. 腹筋の緊張とコンディショニング|フィジオ福岡 コアのグリッピング

  6. 体幹機能と運動パフォーマンス | フィジオ福岡 運動科学

閉じる