膝関節ACL損傷に対するリハビリテーション|フィジオ福岡 リハビリテーション

膝関節のACL損傷はアスリートには多く見られる傷害です。
実際にフィジオ福岡にも多くのACL損傷を経験した選手がトレーニング、リハビリに来られます。

膝関節に負担をかけないためには、膝関節周囲の絶対的筋力が不可欠です。

膝関節は構造的に、屈伸運動の全可動範囲が160°くらいあり、この可動範囲は肩関節の次に大きく、実は肘関節よりもよく動く関節です。
また、膝関節は蝶番構造に少しの回旋運動が加わるような動きを呈し、複雑なストレスが関節構造面にかかるためにACL損傷や半月板の損傷などが生じてしまいます。

だからこそ、膝関節に負担をかけないためには、膝関節周囲の絶対的筋力が不可欠になります。
リハビリテーションとして、膝関節周囲の組織の固有受容器を賦活させ、膝のコントロールをできるようにというプログラムもありますが、基本的には筋力の絶対値を高め、健側、患側の左右差をなくしていくことが最初のゴールだと考えています。

スピード、パワー、持久力。このような要素は「筋力」というものが必要になるということを忘れてはいけません。

アスリートの場合、まずはスポーツ活動を行うための絶対的筋力をつけること、また回復させること。
これが行われた後、競技の特性に合わせた筋収縮、コントロールをできるように神経-筋機構へと再教育していくことが重要であると思います。
競技特性、いわゆるスピード、パワー、持久力。
このような要素は結局のところ、その根幹には「筋力」というものが必要になるということを忘れてはいけません。
基盤となる身体的要素を回復させることを最初のゴールとして、計画的にリハビリを進めていくことが、スポーツ復帰への近道になると思います。

関連記事

  1. 体幹構造と分節安定性|フィジオ福岡 コアトレーニング

  2. テニス肘について考察する。|フィジオ福岡 テニス肘の考察

  3. 足の機能解剖を考慮した運動療法|フィジオ福岡 足部のコンディショニング…

  4. 後縦靭帯骨化症(OPLL)を考える |フィジオ福岡 脊柱の疾患

  5. 肩関節複合体を考える|フィジオ福岡 解剖生理を考える

  6. 遅発性筋痛とアイシング効果|フィジオ福岡 コンディショニングの科学

閉じる