トレーニングの翌日、あるいは翌々日に筋肉痛がぁーという方がいますよね。
なかには筋肉痛がひどくて歩くのも大変でしたなんて方もいらっしゃいます。
「遅発性筋肉痛」とは
筋肉は連続して力を発揮していると徐々に出力が低下していきます。これを筋疲労といいます。特に翌日をピークに出現する筋疲労は「遅発性筋肉痛」といいます。これは、24~48時間後にピークになり、数日間続くこともあります。これはエキセントリックな運動をすることによって起きやすくなります。
例えば、バーベルを挙げる動作や、下り坂のランニング、ステップ動作などです。このようにトレーニングや激しい運動を行ったあとに出やすい筋肉痛ですが、試合のときなど筋肉痛がひどいと良いパフォーマンスを出しにくくなってしまいます。
筋肉痛を予防する対処法
このような筋肉痛を予防する対処法は3つあります。
1つ目は運動の間隔を短くする。運動と運動の間隔日数が短いと、筋肉痛は生じにくく、同じ運動を1週間後に行うなどは筋肉痛の予防になります。間隔が4週間くらいまで長くなるとまた筋肉痛が出てくるといわれています。
2つ目は運動前に筋肉を動かす。準備運動としてストレッチングや軽度のエキセントリックな負荷をかけたり、前日に筋音を上げておいたりすると筋肉痛の予防効果があります。痛みが起きた後にストレッチを行っても効果はあまり期待できないので、運動後に行いましょう。
3つ目は、トレーニングを積むことで筋肉痛を予防する。トレーニングを積んでいくと、筋損傷が起こりにくく、筋肉の代謝も早いので、筋肉痛がおさまりやすいといわれています。適度に行うトレーニングは、運動後の筋肉痛の予防になります。