足関節捻挫の種類と発生メカニズム

足関節捻挫はスポーツや日常生活の中で非常に頻繁に起こる怪我の一つです。特に多いのが内反捻挫と外反捻挫の二種類です。内反捻挫は足が内側に過剰に捻られることで発生し、前距腓靭帯や踵腓靭帯に負担がかかり損傷を引き起こします。ジャンプの着地時や急な方向転換時、あるいは凸凹のある地面で足をくじいた際に発生しやすいとされています。このタイプの捻挫は捻挫全体の約八割から九割を占めるとされ、特にスポーツをする人にとっては避けがたいリスクの一つとなっています。

一方で外反捻挫は足が外側に開くように強く捻じられることで発生します。三角靭帯や前脛腓靭帯が損傷することが多く、外部から強い力が加わることで起こることが多いです。タックルを受けた際や不意に段差につまずいたときなどに発生しやすいとされています。

捻挫の症状とその経過

捻挫をすると靭帯や周囲の軟部組織が損傷することにより炎症が生じ、腫れや痛みが強くなります。急性期には患部の熱感や皮下出血が見られることもあり、損傷の程度によっては歩行が困難になり、足を地面につけるだけで痛みを感じることもでてきます。その後炎症が落ち着くと亜急性期に移行し腫れが引き始めますが、足首の可動域が制限され無理に動かすと違和感や痛みを伴うことが多いです。特に軟部組織の硬さや足関節のアライメント不良が残っていると、正常な歩行や運動動作が困難になり長期的な違和感へとつながる可能性がでてきてしまいます。

また捻挫による影響は靭帯の損傷にとどまらず、位置覚の障害や筋反応の遅延、バランス感覚の低下といった神経的な問題を引き起こします。これらを適切にケアしないまま放置すると、足首の不安定性が残り捻挫の再発リスクが高まるため注意が必要です。

捻挫の治療とリハビリの重要性

足関節捻挫の治療では早期の固定と炎症管理が重要となります。特に重症の捻挫ではギプスやシーネで三週間程度固定することで靭帯の適切な回復を促すのが一般的です。軽度の捻挫であればアイシングやテーピングで対応することも可能ですが、いずれにせよ早めの処置が求められます。またリハビリの有無が回復の鍵となり、固定後は可動域の回復や筋力の強化を目的としたリハビリを行う必要があり、足首の安定性を高めるために筋力強化やバランストレーニングを取り入れることが推奨されています。特にバランス感覚を向上させることで捻挫の再発リスクを大幅に軽減できるといわれています。

 

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