変形性関節症は加齢現象の一つであり、様々な関節で認められますが、肩関節に起こる事は少ないです。
変形性関節症の定義は、X線状・上腕骨頭または関節窩に骨棘または骨硬化像が認められるか、あるいは関節裂隙の狭小化が認められる事をいいますが、関節リウマチによるものは除外します。
変形性関節症には、外傷後や反復性肩関節脱臼の結果、二次的に起こるものもあり、肩関節の疼痛・腫脹・関節可動域制限が主症状になります。
夜間痛を伴うものもありますが、変形性肩関節症の特徴的な症状ではありません。
保存療法で効果がなければ、観血的療法の適応となります。