肉離れの初期治療は、重症度に関係なくRICE(Rest・Icing・Compression・Elevation)処置になり、リハビリテーションは痛みのピークが過ぎたら開始します。Ⅰ型はできるだけ早期にリハビリテーションを進めて大丈夫です。ストレッチ痛が明らかなⅡ型は、筋のストレッチ感覚の回復を目安に、段階的なリハビリテーションを行っていきます。Ⅲ型に関しては、整形外科のドクターよ相談して治療法を決定し、後療法はⅡ型と同じように進めていきます。
どのタイプの肉離れでも、練習に復帰する際の基準として、患部の痛みがなくなること、柔軟性や筋力の左右差がなくなること、フィットネステスト(スプリント走や持久走)で十分な回復が得られること、などを設けておくと良いかと思います。