柔軟性を向上させるエクササイズとして知らない人はいないストレッチ。
最近ではストレッチに対する認識の誤りが少なくなっており、一般の方にもストレッチを行うべきタイミングというのが浸透しています。
基本的には動きのあるストレッチは運動前にウォーミングアップとして行い、動きのない静的なストレッチは運動後に行うというのが定説です。
これらはどちらかといえばコンディショニングのためのストレッチですが、1990年代、アメリカのトレーナージョンバリロによって考案されたエクストリームストレッチングはむしろ筋肉を大きくするためのストレッチとして活用されています。
このエクストリームストレッチングは、①関節を無理なポジションに置かない②痛みを感じるほど最大限にストレッチする③ストレッチした状態を60〜90秒保持する④ストレッチしたあとはセルフマッサージを行う、という方法で1つの部位に対して1〜2種類のストレッチを行うというものです。
これによって可動域改善だけでなく筋肥大にもつながると言われています。
これは近年の研究では、トレーニング中のストレッチによって筋疲労が向上したりトレーニングパフォーマンスが落ちるものの筋肥大に効果があるとされているため、あながち間違いではありません。
現在では1つのエクササイズのセット間にストレッチングを入れるような方法として採用されたり、動作中のストレッチがかかる局面で最大限のストレッチを引き出したりするなどして応用されています。
皆さんもご自宅でトレーニングをするときに、あまり筋肉に刺激が入らないと思ったらエクストリームストレッチングやってみてはいかがでしょうか。