胸郭で重心をコントロールする

立位姿勢を観察する上で重心の位置が及ぼす影響は大きいが、重心の変位を見るには体幹が両下肢に対してどこに位置しているかを見る必要がある。

体幹が矢状面上で前方移動すると身体重心も前方に移動するからである。

このことから身体重心は体幹の重心移動に依存しているといえる。

では体幹の重心をコントロールできれば身体重心を整えることにより姿勢を改善できるであろう。

体幹の重心に影響するもの

体幹の重心をコントロールするために胸郭の位置取りよる介入が効果的である。

なぜならば体幹の質量重心は胸郭に含まれているからである。

具体的方法としては肘を伸ばした状態で手の甲をみぞおちの前で合わせることで上位肋骨の前方回旋・下位肋骨の後方回旋を促し、上半身の質量中心位置を後方移動することができる。

これは反り腰で重心が前に移動している人に最適です。

逆に上腕を外旋させながら背中側でボールを挟むと、上位肋骨の後方回旋・下位肋骨の前方回旋を促し、上半身の質量重心を前方移動できます。

これは猫背で重心が後方移動している人に最適です。

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