EIMDとは

EIMD:Exercises Induced muscle damage(運動誘発性筋損傷)はエキセントリック収縮によって発生し、一般的な筋肉痛(DOMS)を持った筋肉の損傷のことを言います。

このEIMDは筋力や可動域の低下、腫脹などの症状があり、筋力の低下は筋疲労と間違われやすいですが、EIMDは筋肉の損傷であり、回復までに時間がかかりますが、筋疲労は数時間で回復します。

筋肉はどのくらい損傷しているのか

筋肉が損傷しているというと肉離れのような怪我を連想すると思いますが、実際EIMDと肉離れの違いは「筋肉の損傷のレベル」くらいであるため、重度のEIMDと軽度の肉離れを見分けるのは難しいです。

肉離れはMRIが評価に有効ですが、EIMDにおいても肉離れと同じような結果が現れます。

唯一異なる点としては、肉離れは損傷した部分にだけ現れ、EIMDは満遍なく現れます。

また、EIMDでは筋繊維では損傷はあまり起きておらず、筋原繊維で損傷が起きているためとても軽い損傷です。

EIMDとDOMSの関係

EIMDの程度とDOMSの程度の関係はありそうですが、実は関係ないとされています。

電気刺激によって強制的に過度なエキセントリック収縮をおこし筋繊維を損傷させた場合と、エキセントリック収縮を自発的におこし筋原繊維のみを損傷させた場合だと、筋繊維の損傷は強制的にエキセントリック収縮をかけた方が強いがDOMSにおいては差がなかったとされています。

そのため筋繊維の損傷と筋の痛みには強い関係性はないと言えます。

EIMDのレベルを反映させる最も良い方法はアイソメトリック収縮における最大筋力測定と言われているため、筋疲労と見極めるために日頃から測っておくとどちらが原因か明確になります。

筋肉痛がひどくパフォーマンスが良くない場合はEIMDを疑ってみてください。

 

 

 

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