ストレングストレーニングとコレクティブエクササイズは障害リスクを軽減し身体パフォーマンスを向上させます。
よってこの2つをバランスよく行う事が重要ですが、それぞれどのような効果があるのでしょうか?
エクササイズとトレーニング
そもそも、エクササイズとトレーニングというものはどのような違いがあるのでしょうか。
トレーニングとは、日常やスポーツにおける様々な身体パフォーマンス技術を長時間かけて反復して習熟するものです。
エクササイズとは、トレーニングの過程をスムーズに質の高い形で進める事ができるようにするための予習・復習・補習のような役割です。
よって、トレーニングをうまく行いためにエクササイズを取り入れるという事になります。
コレクティブエクササイズで改善できるもの
コレクティブには矯正するや修正するという意味があります。
よって、コレクティブエクササイズは誤りを正す軽度な補助運動と言えます。
すなわち、コレクティブエクササイズとは、走る・止まる・跳ぶ・着地する・切り返すなどの身体パフォーマンス動作向上のためのトレーニングを、エラーを少なくして安全に効率よく、効果的に進めるための助けとなる運動と言う事です。
コレクティブエクササイズを行うメリットとして柔軟性を上げる、筋活動を上昇させる、関節の安定性の向上、筋のアライメントを修正するなどがありますが、これらの要素が欠落するとトレーニングをする際の安全性や効率性、効果などは担保されにくいです。
ストレングストレーニングで改善できるもの
ストレングストレーニングは筋機能に関わる全ての体力要素(筋力、パワー、筋持久力、スピード、バランス、コーディネーションなど)の強化を通じて筋活動をコントロールするための「神経ー筋系全体の能力」を改善するトレーニングのことです。
適切なストレングストレーニングを通じて体力要素を改善し、高められた体力要素を活用して、走る、止まる、跳ぶ、着地するなどの身体パフォーマンスの向上改善に活かすことが目的の1つです。
体力要素は漸進的に反復的に進めることが求められ、長期間行う必要があります。
コレクティブエクササイズをうまく活用するとストレングストレーニングの質が上がりますので行っていきましょう。