食べる量が減っても太るのはなぜか①

ダイエットのために食べる量を減らしている人は多いと思います。

しかし、なかなか体重が減らなかったり、逆に増えてしまったりしている人はいると思います。

食べている量が減っているにもかかわらず、なぜ痩せないのでしょうか?

それは、正しい朝食を取らずに昼・夕食だけを取っているからです。

そこで朝食を抜くと何故太るのかご紹介します。

朝食で発する熱量は夕食の4倍

食べ物を食べると当然、消化・吸収されますが、この際に熱が発生します。

これを食事誘発性熱産生と言います。

この食事誘発性熱産生が大きければ大きいほどエネルギーを消費しているため痩せやすくなります。

朝と夜の食事誘発性熱産生を比較してみると、朝の方が夜に比べて4倍食事誘発性熱産生が高いという研究結果が出ているため、朝にしっかり食べた方が太りにくくなります。

これは、朝は目が覚めたばかりで体を起こすために、朝食で得た栄養素を使うため消費されるエネルギーが多く、夜は体が休息に入り眠るだけなので栄養素の大半は脂肪として蓄えられるため太りやすいです。

よって、エネルギーを消費しやすい朝食を抜くことによって太りやすくなります。

筋肉が減る

炭水化物を摂取すると分解されて糖質となり、腸から吸収されブドウ糖として血液に運ばれます。

この血液中のブドウ糖のことを血糖といい、体を動かす、特に脳のエネルギー源となります。

しかし、朝食を取らないことによって体を動かすエネルギーが得ることができないと、肝臓に蓄えられているグリコーゲンが使われます。

肝臓に蓄えられているグリコーゲンは半日分しか蓄えられていないため、他の栄養素で補わなければなりません。

そこで使われる栄養素は筋肉や骨を構成しているタンパク質で、タンパク質を分解しアミノ酸に変え、アミノ酸をブドウ糖に変化させます。

これを糖新生と言い、行われれば行われるほど筋肉が減り、骨が脆くなってしまいます。

さらに、筋肉が減ることによって基礎代謝も落ちるため、痩せにくい体になってしまいます。

ですので、朝食を抜くと筋肉が衰え太りやすくなります。

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